以前のリビジョンの文書です
どのようなコンセプトで記事を書いたのかはこちらを読んでください。
2019年3月12日で30周年[1]を迎えたworld wide webの記念のwebサイト「CERN 2019 WorldWideWeb Rebuild-2019 rebuilding of the original NeXT web browser-」のhistoryを日本語翻訳をし、その翻訳からWorldWideWebの歴史として記事にまとめました。
どうしてWorldWideWebなのかその理由は
つまり自分がこのコンピュータやウェブの世界に飛び込むきっかけや自身の情報収集能力を拡張させてもらったWorldWideWebの歴史を知らないままでいられない!!。
そう思ったからです。
さてそんなwebサイトの始まりであるWorldWideWebに関する歴史を知る前に、日本での動きを少し紹介します。
「すべての人があらゆる環境で同じようにデータを扱える「One Web」のためにWWW技術の情報提供、仕様策定と促進、新技術のプロトタイプの実装、また、ソフトウェアやツールといった相互運用可能な技術開発に取り組んでいる国際的コンソーシアム」[4]としてW3C (World Wide Web Consortium) という団体があります。
この団体に日本が参加しているんです。W3Cを運営しているホストは世界に4箇所あり、日本・慶應義塾大学、米・MIT (マサチューセッツ工科大学)、仏・ERCIM (欧州情報処理数学研究コンソーシアム)、中・北京航空航天大学の4つです。[5]
そして慶應義塾大学・インターネットといえば、2020年に慶應義塾大学SFCをご退任された村井純さんです。
村井純さんは日本のインターネットの父と呼ばれるほど「日本におけるインターネット黎明期からインターネットの技術基盤作り, 運用, 啓蒙活動等にずっと関わり続けてい」[7]ます。「ローラン・ピック駐日フランス大使は、世界の「インターネットサムライ」として村井教授を紹介」[8]しています。
ところで、自身のwikiも含めwebページの多くは横書きです。
こんな縦書きのサイトもあります。
インターネットが世界を覆い、webページが無数にあるこの世界で縦書きはまだ主流ではありません。しかし、縦書きはとても身近だと思います。 多くのwebページで縦書きが主流でないとするならば、縦書きの書物を多くもつ日本ではwebはまだ始まったばかりなのかもしれません。
技術が一点に集まっているというのはこちらの図のようなイメージです。
全て調査したいですがそれはまたの機会にしましてWorldWideWebの歴史を調査していこうと思います。
参考[10]
1989年3月、欧州原子核研究機構(CERN)のRobert Cailliauとともにティム・バーナーズ=リーは“Information Management A Proposal”を発表しました。
シンプルなクライアント・サーバー・アーキテクチャとリンクを想定した内容の提案でした。
当時のCERNの上司であるMark Sendallは、古典的で控えめな表現で「“Vague, but exciting.”」“漠然としているが、刺激的だ”とこの提案を評しました。
1990年11月、「WorldWideWeb: Proposal for a HyperText Project」として 提案は改められました。
同じ頃、NeXTコンピュータで作業していたティム・バーナーズ=リーは、WorldWideWebと呼ばれるアプリケーションの初期バージョンを完成させました。このプログラムは「Web」と呼ばれているもの前身です。
ネットワーク化された“HyperMedia Browser/Editor”のプロトタイプまたはテストとしてWorldWideWebアプリケーションは重きを置かれていました。WorldWideWebはユーザー向けでした。このブラウザ/エディタ・アプリケーションは、ローカル・マシン上のローカル・ファイル上で動作が完結しました。ですが、ティムは “httpd “として知られる最初のハイパーテキストサーバソフトウェアも開発しました。バックグラウンドで動作しブラウザで接続する、今日私たちが知っている”ウェブページ”を提供するサーバでした。
プロジェクトのネーミングはかなり争われ、多くの議論が行われ、“The MESH”・“The Information Mine”・シンプルに“the Web”が主な論争の的となりました。World Wide Webプロジェクトとの混同を避けるために、WorldWideWebは後にNexusと改名されました。
初期のWorldWideWebは、NeXTコンピュータ上のInterface Builderを用いてObjective Cで開発されました。Apple創業者のスティーブ・ジョブズがAppleを退任した後に作ったNeXTコンピュータは数万台販売した程度でした。つまり、NeXTマシンを持っている人はほとんどいなかったのです。
ウェブをより広く利用できるようにするために、CERNで2番目のブラウザプロジェクトが開発されました。
ラインモードブラウザは、最初に1991年にリリースされ、ほとんどのUNIX / Linuxシステムと互換性がありました。そのためすぐに広まりました。UNIX / Linuxシステムのような当時一般的だったいわゆる“ミニコンピュータ”の多くは「ラインモード」のようなインターフェースであったからです。
2019年2月、WorldWideWebの開発30周年を記念して、開発者とデザイナーのグループがCERNに集まり、オリジナルのブラウザを現代的なブラウザの中に再構築し、世界中のユーザーがこの変革的な技術の原点を体験できるようになりました。
https://worldwideweb.cern.ch/ このurlに飛んだ先の「Launch WorldWideWeb」から体験できます。
ウェブは主に情報を消費するためのメディアとして考えられています。しかし、WorldWideWebブラウザはユーザーがウェブページを編集し作成することも可能でした。これは、ティム・バーナーズ=リーの
“If you think surfing hypertext is cool, that's because you haven't tried writing it“
「ハイパーテキストをサーフィンするのがクールだと思うなら、それは書いてみたことがないからだ」
という見解をよく表していて、読み書き両方のメディアとしての”ウェブの哲学”を反映しているとも言えます。
1991年10月28日。ティム・バーナーズ・リーはWorld Wide Webメーリングリストを開始しました。
このメーリングリストには、過去28年間のウェブの技術革新の多くが記録されています。
いくつかの注目すべき、興味深い会話の一覧
3つの主要な技術が1990年頃に基本的に並行して開発されました。 WorldWideWeb NeXT hypertext browser・CERN httpd web server・libwww Cライブラリです。現代のウェブのほとんどはこのトリオの子孫です。
どのようにして伝播していったのか、時系列に並べてみました。
○ Servers | |||
---|---|---|---|
CERN httpd | 1990 | ||
↳ | NCSA HTTPd | 1994 | |
↳ | Apache HTTP Server | 1996 | |
nginx | 2004 |
○ Browsers | |||||
---|---|---|---|---|---|
WorldWideWeb | 1990 | ||||
libwww | 1991 | ||||
↳ | Line Mode Browser | 1991 | |||
↳ | Lynx | 1992 | |||
↳ | Mosaic | 1993 | |||
↳ | Netscape | 1994 | |||
↳ | Mozilla | 1998 | |||
↳ | Firefox | 2002 | |||
↳ | Spyglass | 1994 | |||
↳ | Internet Explorer | 1995 | |||
KHTML | 1999 | ||||
↳ | Safari | 2003 | |||
↳ | Chrome | 2008 |
4/14
4月バージョンの本記事を読んでくださりありがとうございます。
一通り「CERN 2019 WorldWideWeb Rebuild 2019 rebuilding of the original NeXT web browser」の“History”を翻訳することができました。またWorldWideWebの歴史の記事であるため。ただ翻訳するだけでなく補足資料も短い期間の中では集めることができたのではないかと思っています。
欧州原子核研究機構の膨大な情報を“Management”管理すべく生まれたWorldWideWebの誕生秘話を日本語で落とし込めたのはとても良かったです。非常に広いwebの世界を少し覗くことができてとても有意義な時間でした。
まだまだ噛み砕ける余地や自分自身しっかりと理解できていない用語等もありますので加筆・修正加えられたらと思います。
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早めの公開に際して、まだ書きかけの本記事を読んでくださったあなたへ
どうして早めの公開に踏み切ったかは、このworld wide webがwebページの原点であり、またその背後の技術をより知るための重要な手掛かりとなると感じ、多くの方に知っていただきたかったからです。
自身の調査でも取り扱ったUNIXの系列にあるNeXTコンピュータで築かれたこのシステムは、何か大きなものがあると思いました。 今後はこのページでの進捗をお伝えする形になると思いますので、気長にみていただけると有り難いです。
※この記事は今後も加筆する可能性が高いです。
※この記事は英文理解時の翻訳に www.DeepL.com/Translator を利用しました。
なお文章は翻訳そのままではありません。
Thank you for reading!!!!